作曲・監修: 新実徳英
編曲:山本訓久
・内容:スコア・パート譜一式
・演奏時間:約9分30秒
・発売日:2018年1月26日
・グレード:5
編成
Piccolo(Flute)
Flute 1,2
Oboe
Bassoon 1,2
Contra Bassoon
Eb Clarinet
Bb Clarinet 1,2,3
Bb Bass Clarinet
Eb Alto Saxophone 1,2
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone
Bb Trumpet 1,2,3,4
(3=Flugel Horn)
F Horn 1,2,3,4
Trombone 1,2
Bass Trombone
Euphonium
Tuba
String Bass
Harp
Timpani
Percussion 1(Snare Drum)
Percussion 2(Suspended Cymbal,Sleigh Bells,Tom toms)
Percussion 3(Vibraphone,Cymbals)
解説
2011年3月11日、未曾有の大震災に東日本は襲われ、2万人の死者、行方不明者、そして原発被害が加わり、未だに復興できないほどの被害を受けた。天然の災害と人災による、このほとんど不条理とも思われる状況の中で、私は〈弦楽四重奏曲第2番―asura〉、〈つぶてソング〉全12曲、この曲の原曲である金管五重奏の〈神はどこに?〉などを次々と作り続けた。
「神よ、どこにおわしますか?私たちを救ってくださらないのですか?」これがこの作品のタイトルになった。私たちは自分の力でここから脱出しなければならないのだろう。
金管五重奏版の初演をしてくださったブラス・エクストリーム・トウキョウの皆さん、金管アンサンブル版の編曲・初演指揮をして下さり、また、この吹奏楽版の編曲・初演指揮をして下さった 山本訓久さんに最大限の感謝と敬意を表したい。
この曲の成り立ちを思う時、私は是非、現在の中高生の皆さんに演奏していただきたいと願う。私たちはあの震災を決して風化させてはならない。そのことを子どもたちに伝えていきたいのである。
(新実徳英)
参考音源
指揮:山本訓久
演奏:東京ウィンド・シンフォニカ