作曲:久石譲
・内容:スコア・パート譜一式
・演奏時間:約6分10秒
・発売日:2015年2月21日
・グレード:4
編成
Piccolo
Flute 1
Flete 2
Oboe
Bassoon
E♭Clarinet
B♭ Clarinet 1,2
Bass Clarinet
E♭ Alto Saxophone 1,2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
B♭ Trumpet 1,2
F Horn 1,2
Trombone 1,2
Euphonium
Tuba
String Bass
Piano
Timpani(Claves)
Percussion 1(Snare Drum / Suspended Cymbal)
Percussion 2(Gran Cassa / Glockenspiel)
Percussion 3(Tambourine / Xylophone / Vibraphone)
解説
この作品はとてもシンプルな構造でできています。
全編ユニゾンで、その中のある音が高音や低音に配置される
ことによって別のフレーズが浮かび上がるようになっています。
僕自身はミニマル・ミュージックのスタイルを取っていますが
(正確にはその後のポストクラシカルといいますが)そのスタイルでは
ズレが重要になり、2つ以上の声部が必要になるわけですが、
あえて単旋律にすることで時間軸上でのズレを考えたわけです。
そのフレーズは単音から始まり、24音まで増殖していって
一区切りです。
また中間部からは和音らしき響きが聞かれますが、
これはあくまでフレーズの中の最初と最後の音のサステイン(持続音)
であって意図的に作った和音ではない。
後半ではそのサステインが単旋律のリズムと同期して分化されている
だけです。
全編ユニゾンということはある意味で理解しやすいように思われますが、
演奏する側から考えるとピッチやリズムの違いが誰にでもわかること
であり案外難しいとも言えます。
またリズムのグルーヴ感(例えばロックやジャズのような)も
とても大切です。
このような実験をさせていただいて感謝しています。
尚タイトルは鉄道の単線の意味からとっています。
(久石譲)
収録CD
バンド維新2015
2015年2月18日 より 好評発売中!
発売元:ユニバーサルミュージック合同会社
《視聴はこちらから♪》
演奏動画(YouTube)
バンド維新2015「Single Track Music 1」
【演奏】浜松市立開成中学校吹奏楽部