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源氏楽帖

源氏楽帖

KYC-025
1,600(税込)

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作曲:山田耕筰  


・内容:ピアノピース

解説


 琴を伴った7曲からなる管弦楽組曲として1917年に構想し、先に書かれた第6曲「〈花散里〉巻より」、第7曲「〈須磨〉巻より」の2作はオーケストレーションも施されて、本野一郎外務大臣の夜会にて6月9日に演奏された。しかし、それ以外の5曲は管弦楽のスコアは書かれないまま、6月30日にピアノ曲として完成された。和楽器を伴った管弦楽作品としては最も古いものであろう。
 1916年の春頃、著名な林学者である寺崎渡とその妻、寺崎悦子という女性が山田耕筰の前に登場する。当初は家族ぐるみで親しく付き合っている中で、悦子は山田にピアノを師事し、やがて山田は当時集中的に取り組んでいたピアノ小品を次々に彼女に献呈するようになる。当初書かれていた「彼と彼女」や「日記の一頁」といったポエム集、プチ・ポエム集は、彼女の登場の後、次第に叙情的、文学的なタイトルを持った小品に変化していくのだが、こうした変化は古典文学などに精通していたという寺崎悦子の影響あってこそであろう。
 本作は紫式部の名作古典「源氏物語」をモチーフにした組曲だが、悦子が「源氏物語」を愛読していたことが創作のきっかけとなっており、作曲に際しては彼女から様々な示唆を受けて進められたようである。前衛的な書法は後退し、平安の宮廷生活を活写したかのようなどこかユーモラスかつ幽玄なフレーズに彩られている。

作曲:山田耕筰  


・内容:ピアノピース

解説


 琴を伴った7曲からなる管弦楽組曲として1917年に構想し、先に書かれた第6曲「〈花散里〉巻より」、第7曲「〈須磨〉巻より」の2作はオーケストレーションも施されて、本野一郎外務大臣の夜会にて6月9日に演奏された。しかし、それ以外の5曲は管弦楽のスコアは書かれないまま、6月30日にピアノ曲として完成された。和楽器を伴った管弦楽作品としては最も古いものであろう。
 1916年の春頃、著名な林学者である寺崎渡とその妻、寺崎悦子という女性が山田耕筰の前に登場する。当初は家族ぐるみで親しく付き合っている中で、悦子は山田にピアノを師事し、やがて山田は当時集中的に取り組んでいたピアノ小品を次々に彼女に献呈するようになる。当初書かれていた「彼と彼女」や「日記の一頁」といったポエム集、プチ・ポエム集は、彼女の登場の後、次第に叙情的、文学的なタイトルを持った小品に変化していくのだが、こうした変化は古典文学などに精通していたという寺崎悦子の影響あってこそであろう。
 本作は紫式部の名作古典「源氏物語」をモチーフにした組曲だが、悦子が「源氏物語」を愛読していたことが創作のきっかけとなっており、作曲に際しては彼女から様々な示唆を受けて進められたようである。前衛的な書法は後退し、平安の宮廷生活を活写したかのようなどこかユーモラスかつ幽玄なフレーズに彩られている。