作曲:山田耕筰
・内容:スタディスコア
・B5判
・64ページ
・発売日:2017年6月7日
解説
交響曲《明治頌歌》は、幕末維新期から明治の治世を描いた交響詩として1921年に作曲され、同年5月1日、オリンピック大演奏会において作曲者自身の指揮によって初演された。
山田耕筰はこの作品を自身の代表作とみなしていたようで、1925年に開催された日露交歓交響管弦楽演奏会や、1937年に渡独した折に指揮したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会でも取り上げており、後者では作曲者自身による録音も行われた。また国内においてもNHK交響楽団の前身である新交響楽団での定期演奏会など、生前に山田が取り上げた自作は《明治頌歌》が最も多い。
本作は日本の伝統音楽の響きを管弦楽の中に持ち込むという試みの最初の例であり、且つ非常に成功した例でもあることから、海外で日本風の響きを紹介するのにふさわしいということもあったであろう。
(校訂:久松義恭)
~本書掲載文より一部抜粋
音源情報
日本作曲家選輯/山田耕筰:長唄交響曲「鶴亀」、明治頌歌
湯浅卓夫&東京都交響楽団
販売元:Naxos
作曲:山田耕筰
・内容:スタディスコア
・B5判
・64ページ
・発売日:2017年6月7日
解説
交響曲《明治頌歌》は、幕末維新期から明治の治世を描いた交響詩として1921年に作曲され、同年5月1日、オリンピック大演奏会において作曲者自身の指揮によって初演された。
山田耕筰はこの作品を自身の代表作とみなしていたようで、1925年に開催された日露交歓交響管弦楽演奏会や、1937年に渡独した折に指揮したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会でも取り上げており、後者では作曲者自身による録音も行われた。また国内においてもNHK交響楽団の前身である新交響楽団での定期演奏会など、生前に山田が取り上げた自作は《明治頌歌》が最も多い。
本作は日本の伝統音楽の響きを管弦楽の中に持ち込むという試みの最初の例であり、且つ非常に成功した例でもあることから、海外で日本風の響きを紹介するのにふさわしいということもあったであろう。
(校訂:久松義恭)
~本書掲載文より一部抜粋
音源情報
日本作曲家選輯/山田耕筰:長唄交響曲「鶴亀」、明治頌歌
湯浅卓夫&東京都交響楽団
販売元:Naxos