作曲:山田耕筰
・内容:スコア・パート譜一式
・発行日:2012年11月23日
編成
Piano / Violin 1,2 / Viola / Violoncello
解説
1913年、ドイツ留学の最後の年に山田耕筰が作曲した単一楽章からなる作品で、彼が手がけた唯一のピアノ五重奏曲。
留学前からともに弦楽四重奏などを 楽しんだヴァイオリニスト、多久寅の婚約祝として想起されており、久寅の「1、3(ヒ・サ)」と新婦ふくの「2、9(フ・ク)」を組み合わせて作られた動機を冒頭のヴァイオリンに演奏させている。
すでに交響曲「かちどきと平和」や楽劇「墜ちたる天女」などを完成し、新しい音楽への探究心をより強く求めていた時期に当たり、当時山田が私淑していたリヒャルト・シュトラウスの影響を濃厚に受けながらも、独自の書法を模索した形跡が見受けられる。それにしても大正初期にこれほど大胆な和声感覚を持っている日本人がいたことに今更ながら驚かされる。
作曲:山田耕筰
・内容:スコア・パート譜一式
・発行日:2012年11月23日
編成
Piano / Violin 1,2 / Viola / Violoncello
解説
1913年、ドイツ留学の最後の年に山田耕筰が作曲した単一楽章からなる作品で、彼が手がけた唯一のピアノ五重奏曲。
留学前からともに弦楽四重奏などを 楽しんだヴァイオリニスト、多久寅の婚約祝として想起されており、久寅の「1、3(ヒ・サ)」と新婦ふくの「2、9(フ・ク)」を組み合わせて作られた動機を冒頭のヴァイオリンに演奏させている。
すでに交響曲「かちどきと平和」や楽劇「墜ちたる天女」などを完成し、新しい音楽への探究心をより強く求めていた時期に当たり、当時山田が私淑していたリヒャルト・シュトラウスの影響を濃厚に受けながらも、独自の書法を模索した形跡が見受けられる。それにしても大正初期にこれほど大胆な和声感覚を持っている日本人がいたことに今更ながら驚かされる。