作曲:天野正道
・内容:スコア・パート譜一式
・演奏時間:約7分30秒
・発売日:2016年3月12日
・グレード:4
編成
Piccolo
Flute
Oboe(Hichiriki(篳篥))
B♭ Clarinet 1,2,3
B♭ Bass Clarinet
E♭ Alto Saxophone1,2
B♭ Tenor Saxophone
E♭ Baritone Saxophone
B♭ Trumpet 1,2
F Horn 1,2
Trombone 1,2
Euphonium
Tuba
Contrabass
Sheng(笙)
Koto(箏) 1,2
Timpani
Percussion 1(Tam tam / Wind Chime / Bass Drum / Whistle / Marimba)
Percussion 2(Vibraphone / Tam tam / Crash Cymbals / Suspended Cymbal / Tambourine / Whistle / 鉦鼓 / Whip / Triangle / Wind Chime)
Percussion 3(Marimba / 4Tom toms / Snare Drum / Claves / Whistle / Wine glass)
Percussion 4(Marimba / Vibraphone / Wine glass)
解説
ウサギには声帯がありません。ですから犬や猫の様に鳴くことはありません。
でも、寛いでいるときに鼻を鳴らしたり、痛みや恐怖を感じたときには「ぴぇ〜」と喉を鳴らしたりします。
また、怒っているときは後ろ足で地面を強く蹴ったり、喜んでいるときはぴょんぴょん飛び跳ねながらジャンプしたりしてコミュニケーションを取ります。
この作品には幾つかそういった描写が出てきますが、曲全体は決して描写音楽として書かれてはいません。
また、通常の吹奏楽器の他に2群の箏、篳篥、笙も使用しています。
最近これらの和楽器も教育現場で使用されることがあるので編成に加えました。
曲中に何度かインプロヴィゼーションが出てきますが、これはトータル・セリエリズムの様にある種の理論に基づき綿密に計算されて書いた音楽と、管理された偶然性によって演奏される音楽との違いが聴き手には区別ができるであろうか?と言うことを検証するために用いられています。
この作品では前者と後者は必ず繋がって提示されています。さて、その結果は如何に?
(天野正道)
収録CD
バンド維新2016
2016年3月9日 より 好評発売中!
発売元:ユニバーサルミュージック合同会社
演奏動画(YouTube)
バンド維新2016「小兎 巻の弐 笙、篳篥、琴、ウインドアンサンブルの為の」
【演奏】浜松海の星高等学校吹奏楽部(現:浜松聖星高等学校)